特別費とは、年間で絶対かかるお金のこと。
例えば家族の誕生日、クリスマス、帰省費用、お年玉、自動車税、固定資産税などです。
支払い前になって「その金額が手元にない!」と慌てた経験があるのなら、特別費の年間予算表を作っておくと安心ですよ。
一つ一つがだいたい5000円以上と大きな額で、日々の生活費から捻出するのは負担になるため、特別費として計上しておくと後で慌てなくて済むからです。
ということで今回は、特別費年間予算表の必要性や積み立て方についてお伝えします。
特別費に含めるものを洗い出す
特別費の年間予算表を作る前に、まず冒頭でも述べたように、年間で絶対にかかる支出は何なのかを出していきます。
特別費は、大きく分けると
- 自分では支出額を調整できないもの
- 自分で支出額調整できるもの
の2つに分かれます。
まず絶対押さえておきたいのは、自分では調整できない支出ですよね。
高額な年払いは、支払い時に慌てずにすむよう準備が必須です。
- 毎年かかる支出(自動車税、自動車保険、固定資産税、NHK受信料など)
- その年だけ必要な支出(車検、入園入学費用、七五三など)
そして、毎年絶対必要だけど金額の調整ができるものも洗い出します。
- 毎年のイベント(誕生日、クリスマス、帰省、母の日父の日など)
- 長期休暇のレジャー費(GW、夏休みなど)
あと、特別費として積み立てておくと安心なのが臨時出費費用です。
家電買い換え、冠婚葬祭などですね。
5000円前後の支出を目安に設定する
インテリア雑貨を買うのが趣味なんだけど、それも特別費に含めていいですか?
年間予算額に余裕があるなら、含めてもいいかもしれません。
ただそこまで高額にならないのなら、わざわざ特別費に積み立てなくてもいいと思います。
特別費に設定するのは5000円以上の項目にする、などマイルールを決めておくと振り分けやすいですよ。
ちなみに、予算立てしておいたら助かるものの例としてあげるとすると、
- インフルエンザワクチン
- 年賀状
- 冬物のクリーニング代(ダウンジャケットとか、まとめて出すとかかります)
などがあります。
去年までの私は、インフルエンザのワクチン代がなくていつも焦っていました〜!
特別費を年間予算表に書き出す
では、実際に特別費を年間予算表に書き出してみましょう。
何月にどの出費があるかが一目瞭然なので、うっかり支払い忘れも防げます。
例として、我が家の2020年の特別費年間予算表をみてください。
1年間通してみると100万円ほどで、こんなに必要なのか!と驚きますよね。
でもほとんどの家計で、同じくらい必要になるかと思います。
では次は、その積み立て方についてご説明しますね。
特別費の積み立て方は3パターン
特別費を積み立てる方法は、大きく分けて3パターンです。
パターン1:ボーナスで一括
まず、ボーナスは年に2回という家計です。
その場合、上半期と下半期に分けて一気に特別費を積み立てるという方法がオススメです。
月々の収入とハッキリ分けられるので分かりやすく、お金をきちんと確保しておけるというメリットがあります。
パターン2:ボーナス+毎月積み立て
ボーナスはあるけど、すべて特別費に入れても足りないよ……
という家計も多いんです。
そういう場合は、ボーナスで足りない分を毎月の積み立てで補うようにしましょう。
ボーナスの1〜2割をお楽しみ費として使って、残りのボーナス+毎月の積み立てというようにマイルールを作るのもいいですね。
ボーナスが出た時の楽しみを味わいながら特別費も積み立てられるので、モチベーションを保てやすい方法かなと思います。
毎月の積立額が少なくて済むというメリットもあります。
パターン3:ボーナスなし
ボーナスがない場合は、単純に12ヶ月で割って毎月コツコツと積み立てていきます。
我が家も来年からボーナスなしです!
ところが、12で割ったとしてもかなり大きな金額なんですよね……
例えば特別費年間予定額が100万だったら、8.3万円。
そんな額、毎月積み立てられないわー
設定した特別費が高く感じる場合は、年収と見合ってないかもしれません。削れる金額はないか、もう少し調整してみましょう。
あとは、月々の貯金額を減らして特別費にまわすという方法もあります。ある程度特別費が貯まってきたら、また貯金額を増やせばいいので「無理せず予算を貯められる」というメリットがあります。
毎月コツコツと積み立てるのは大変ですが、「目的のための積立をしている」という安心感が得られますよ。
特別費にかけられるほどのお金がない場合
特別費を見直したり削ったりしたけど、まだ金額的に高くてキビシイ……
そんな場合は、どこか無駄な支出があるかもしれません。
月々の固定費を削ったり見直したりすることで、予算にも余裕が出てきますので、一度チェックすることをおすすめします。
まとめ
特別費年間予算表の必要性や積み立て方についてお伝えしましたが、いかがでしたか。
- 特別費に含めるものを洗い出す
- 5000円前後の支出を目安に設定する
- 特別費を年間予算表に書き出す
- 特別費の積み立て方は3パターン
特別費は、近い将来に必ず必要になる出費です。
その額をしっかり把握しておくと、支払い時になって「そんな現金ないよ〜!」などと大汗かかずに済みます。
年間予算表を作って、未来の自分のために計画的に積み立てておきたいですね。
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